〜めぐるかめおか〜|亀岡文化交流協会発表会|本門寺

開催日時:2021年2月28日(土)13時〜14時
開催場所:本門寺
ホスト:正派若柳流 吉乃富会(日本舞踊)+ 泉乃会(三絃)、和芳会(邦楽演奏)
お客さん:約50名(満席)

かめおか霧の芸術祭の期間中、城下町エリアにある4つの寺院で行われてきた、文化交流協会40周年発表会も最終の発表会となりました。会場は、本町にある本門寺でした。最後を飾るのは、正派若柳流 吉乃富会さんの日本舞踊と泉乃会さんの三絃の披露、和芳会さんと尺八の邦楽演奏です。

まず亀岡文化交流協会 会長の栗山初美さんと本門寺住職からご挨拶がありました。演者の皆さんは、本門寺の宗祖である日蓮さまの前でお客様に向けて踊りと演奏を披露されました。

演目が始まり、正派若柳流 吉乃富会と泉乃会による日本舞踊と三絃の演奏による「黒髪」が、披露されました。体の動きの表現や扇と着物の袖の扱いなどから女性の切ない思いや悲しみが三絃の音と共に感じられました。その後、日本舞踊に欠かせない扇をひとつずつ開いて説明して下さいました。大きな牡丹や流水が描かれたものや飾りが付いたものまで様々でした。

次に、和芳会さんと尺八のお二人による邦楽演奏が行われました。
「六段の調」「令和六段調」「梅かおる城下町」「花ふぶき」「ルパン三世’78のテーマ」「パプリカ」を順に演奏されました。琴・三絃・尺八の高音から低音までの音の重なりが調和した素晴らしい演奏でした。三絃とは漢字の通り、3本の絃からなる楽器で三味線とも言うそうです。同じ楽器でも名前が2つあるということは取材して初めて知った発見でした。
伝統の曲から現代J−POPまで、最後は手拍子もあり、とても和やかな雰囲気で発表会を終えることができました。

亀岡文化交流協会の皆様、会場にお越しくださった皆様、発表会開催にあたり準備や片付けなど支えてくださった皆様、誠にありがとうございました。