開かれたアトリエ | 記憶の落としもの
11月26日(火)から12月25日(水)まで、亀岡市役所地下1階「開かれたアトリエ」にて展覧会「記憶の落としもの」を開催しました。
家のどこかにある、日常的に使っているわけではないけれど、なんとなくそのまま置いてあるもの。や、使い道はないけれど、思い出があって、捨てられないモノを、市民の皆さんから預かり、そのモノとの記憶を教えてきただきました。
誰にでも、使い道はなくなってしまっているけれど、思い出があって手放すことができないモノがあると思います。 そうしたモノと、持ち主のエピソードを展示しました。
亀岡市内にお住まいの方や、通勤通学で亀岡に通っている方、亀岡出身の方など、亀岡に関わりを持つ方から、合計14点のモノと思い出のエピソードが集まりました。「モノとエピソードを知ることによって、持ち主の人生を、ほんの少し垣間見ている様な感覚です」と、多くの方がエピソードを読んでおられました。
また、12月22日(日)には、本企画発案者の川勝奈穂さんを講師に、ワークショップ「モノとわたしのショートストーリー作り」を開催しました。
参加者の方は、自分にとって、思い出があって「捨てられないモノ」を持ってきて、その「モノ」を主人公に、「モノ」と自分のエピソードのショートストーリーをつくり、4コマ漫画作りに挑戦しました。
「どうして捨てられないんだろう。何が特別なんだろう。」と考え、参加者皆に発表しながら、改めてその時の光景を思い出しました。
色鉛筆やクレヨンなど、使った画材は、画材循環プロジェクト「巡り堂」からいただいたものです。
皆絵で表現したり、言葉を書いたりして、大切なモノとのエピソードを紹介しました!
【企画監修】 川勝奈穂さん
1977年生まれ、亀岡市出身。映画/映像プロデューサー。関西大学卒業後、東京にて映画やアニメ、舞台や広告など幅広いジャンルの映像の仕事に従事。最近は、自分の考えや大切にしていることを表現することにも力を注ぎたいと思考中。亀岡盆地で育ったせいか、広い場所を旅行するのが好き。