KIRI²芸術大学|自然を感じて心と体を温めよう レポート

1月22日(土)9:15~12:15
講師 :佐藤壮一郎
参加者:4名
参加費:3,000円

2021年はこれまでに3回、ヨモギとお灸からカラダと健康を感じる講座を行ってきました。

7月31日に行った「夏のカラダを楽しむお灸体験」ではセルフケアとしてできるお灸の体験を、10月23日に行った「ヨモギを摘んでカラダを楽しもう」ではヨモギからお灸を作る体験を、11月23日に行った「秋の養生 女性のためのお灸教室」では自分で自分にお灸を据えながらカラダを感じる時間を持ちました。

シリーズ4回目となる今回は、実際に千歳町を散策してヨモギを摘むところから始め、お灸にして体を温めるまでを丸ごと体験しました。

ヨモギはトリカブトとも似た形をしていますが、葉の裏に白い毛があるものがヨモギです。
参加者は葉っぱ観察しながら探します。

摘んだヨモギは乾燥させてすり潰します。
本来は2週間以上天日干しをしますが、今回はホットプレートで乾燥させます。

お灸はヨモギの葉や茎の部分ではなく、葉の裏の毛茸(もうじょう)と呼ばれる産毛を抽出します。
すり鉢ですり潰し、篩にかけます。そうすると細かく砕けた葉の部分と分けることができるんです。
この作業を繰り返し、少しずつ純度を高めていきます。


「自然のものを体を動かして作る中に癒しがありました。」
「自分と向き合える時間を新しい体験で持てたことが大変有意義でした。」
と感想を頂き、帰宅後にも家族とヨモギに摘みに行きお灸を作って下さったそうです。

医療の発展に伴い健康管理も便利になってきましたが、自分で心と体に目を向け手当てをする時間も大切ですね。