KIRI²芸術大学|ヨモギを摘んでカラダを楽しもう レポート

10月23日(土)10:00~12:00
講師 :佐藤壮一郎さん
参加者:1名
参加費:3,000円/人

千歳町にあるKIRI CAFEにて〈ヨモギを摘んでカラダを楽しもう〉が開催されました。

ヨモギはハーブの女王とも呼ばれ、美容や健康増進に対して代表的な薬草として知られており、古くから和菓子やお茶、染め物などさまざまな活用法があります。

そこでヨモギの活用法の一つでもあるお灸を手作りしてみます。

医療制度が発達した現代では、医療機関に任せていれば最低限必要な医療は受けられます。
しかし、古くから伝わる健康管理の術を知ることにより、病気になる前に自身の身体と向き合う機会ができます。

体調を崩してから体を大切に扱うのではなく、日々の暮らしの中で無理をしすぎない生活にするために お灸という伝統文化を体験します。

お灸の原料はモグサといい、ヨモギの葉の裏の繊毛を精製して作ります。
実は葉や茎の部分ではなく、毛の部分が大切です。
その精製率によって温度の上がり方や香りが変わります。

すり鉢で乾燥させたヨモギをすり潰し、篩にかけ、繊毛の純度を高めていきます。
すり潰して篩にかける作業を4~6回ほど繰り返すと次第にモコモコと固まりモグサとなり、お灸を据えることができます。

今回は直接肌に触れる熱いお灸ではなく、亀岡産の竹筒を用いて間接的に温めるお灸です。
お灸を初めて作られた参加者は
「お灸と聞くと熱いイメージでしたが、いい香りとじわっと温められた感じがリラックスできました。」と心地よさを感じて頂けました。

次回は1月22日(土)に開催します。
千歳町を散策し、野草のヨモギを摘み、お灸を据えるまでを体験します。
詳しくはこちら
をご覧ください。