KIRI²芸術大学|秋の養生 女性のためのお灸教室 レポート

11月28日(日)10:00~12:00
講師 :佐藤壮一郎
参加者:1名
参加費:3,000円/人

こんにちは。KIRI²芸術大学を担当している佐藤壮一郎です。

普段は運営スタッフとして講師の先生をお呼びして講座を作っていますが、今回の講座「秋の養生 女性のためのお灸教室」は私自身が講師となり鍼灸師として健康に関する日本の伝統文化をお伝えしました。

雑草で知られているヨモギは実はハーブの女王とも呼ばれ、美容や健康増進に対して代表的な薬草とされています。古くから和菓子やお茶、染め物などさまざまなものに活用されてきました。

今回はヨモギの活用法の一つでもあるお灸がテーマです。

お灸といってもこの講座は鍼灸師の私が据えるのではなく、自分自身で体を温め体調を整えてみることを目標に行います。

医療制度が発達した現代では、医療機関に任せていれば最低限必要な医療は受けられます。しかし古くから伝わる健康管理の術を知ることにより、いち早く自身の体の不調に気がつきやすくなります。

体調を崩してから体を大切に扱うのではなく、日々の暮らしの中で無理をしすぎない生活にするためにお灸を体験します。

今回体験するお灸は直接肌に触れる熱いものではなく、肌に近づけて間接的に温めるお灸です。

少しづつ肌寒くなり、不調の出やすい季節。体質に合わせたセルフケアをお伝えしました。

参加された方は想像以上に心地よいことに驚かれており、実際に自分の症状とツボを照らし合わせて体の変化を観察しました。

薬のように体を治すためだけでなく、こうして体に目を向ける機会は忙しい現代社会にこそ必要な時間なのかもしれません。

ライター:佐藤壮一郎

※当日の講座の都合により掲載している写真は別日に撮影したものを使用しています。