インタビュー 俣野多映子(ヨガ)

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葉っぱを使った、新しい提案

意識的に動かすことの大切さ

―――勝手なイメージですが、動かずに呼吸に集中するものだと思っていました。今回は、立ったり、座ったり、かなり動いてましたね。そんな体験中、ポーズの名前を言わなかったのは意図的ですか? 全てに名前はあるのでしょうか? 

そうですね。言ったり、言わなかったりしましたが、名前はついていますね。

―――今回のワークショップで「腰痛」がメインだったのはなぜですか。

様子見して。年齢層で腰痛。レッスンの前にお声がけして、どこ痛いですか、とか、しんどいところ、困ってることなどありますか、と話をして。「腰痛が」という声を聞いたので、腰痛の話を多く入れました。

―――ワークショップはよく行なっておられるのですか。

お教室だけで、ワークショップはご依頼があったら。保育園などは行かせてもらったりします。保育園の保護者向けとか、保育園の先生とか。ご依頼があった時に。あとは、老人ホームにも行きますね。

―――年齢層はどれくらいですか?

いろいろですね。親子ヨガの時は、小さい子も一緒にやったりとか。本当に幅広く。

―――参加した方に感想を聞いてみました。「普段動かさない部分であったり、呼吸法であったり、慣れない体験だった」「意識的に動かすことが大切だと感じました」「いつもと違う、とても不思議な感じ。体がポカポカとして、しんどいわけでなく、気持ちよかった」

「からだが整えられる感じ。おなかが空いた。爽快感がありますね」と、みなさん楽しまれた様子でした。

亀岡らしさを「葉っぱ」であらわす

―――ご自身にとって、ヨガとはどんなものですか? どれくらい取り入れていますか?

楽しみのひとつ。生活の一部として組み込まんでいます。決まった時間はレッスンの1時間ちょっとですね。

ヨガにも色々と種類がありますが、「葉っぱヨガ」は新しく感じます。なぜ選ばれたのですか?

葉っぱヨガっていうのは、そもそもあるわけではないんですけど、このワークショップでは、いつものヨガにプラスアファで何か入れてほしいということで。

ちなみに、ヨガには流れがあって、ある程度、緩めてからポーズに入ったほうがやりやすいんですね。いきなりそのポーズに入るよりも。特に今日は初めての方がって対象だったので、多分カチカチ、いきなりそのポーズやろうと思ってもできない方が多いと思ったので、大きく体を緩めたり、動きやすくしてから、ポーズに入りました。

だから検索しても出てこなかったのですね。

何がいいかな、と考えて、自然豊かな森の京都をイメージに、なおかつ亀岡らしさを意識した結果、「葉っぱヨガ」にたどり着きました。初めての試みでしたが、楽しかったですね。最後に葉っぱを飛ばしたりとか。

文 / 鹿島愛唯里・福岡柊児(京都造形芸術大学文芸表現学科3年)

俣野多映子(またの・たえこ)
ヨガインストラクター。京都市出身、亀岡市在住。

公開日:2019年7月4日