KIRI2芸大レポート |路上観察部 

6/21(日)14:00~15:30
講師:八太 栄里
参加人数8名

美術家の方の作品になる街は、一体どんなものなんだろう。
自分が住んでいる街を、じっくりと歩き、新たな発見をする。
路上観察は、“ただ”の街を、“冒険”へと変える最高の手段のようです。

亀岡の駅前を、じ〜っくり歩くことなんて、実はそうそうないのではと思います。
基本的に、車、もしくは自転車で移動するとなると、景色は、“通り過ぎるもの”となっているのではないでしょうか。
しかし、この路上観察では、景色は、“見つけ、写真に収めるもの”となっているのです。そう思うと、視界がガラリと変わります。
そして、参加者同士で新たな発見を共有するのですが、人によってその切り取り方が全く異なるのがとても面白い。

この日の講師 八太栄里さんは、亀岡の風景を絵画で表現している美術家の方です。
先生の絵画となった場所を訪れると、どのように風景を切り取ったかを肌で感じることが出来ます。

普通に歩くと10分もかからない道ですが、路上観察をすると1時間!
みなさんが撮影した写真は、LINEのグループで共有。
写真には、それぞれの視点が現れており、面白い!!
講評の際、先生が、“みなさんの写真を見ることが面白い”とおっしゃっていましたが、まさに、この写真は、路上観察と同じほど面白いのです。
路上だけでなく、参加者同士の視界を見るきっかけにもなる、とても濃厚な時間でした。