図書企画 「石」イベントレポート

図書企画「石」
2022年8月1日〜10月10日
10:00-17:00
場所:開かれたアトリエ
開かれたアトリエ図書コーナーでは季節に応じてテーマを設け、亀岡市立図書館と共にさまざまな本を選書し、本のある空間をつくっております。
この本棚からさまざまな先人たちの知恵に触れ、1歩立ち止まり、生活を考え、それぞれの日常が豊かなものになることを目標としています。
第6回目のメインテーマは「石」
亀岡の地層が実にユニーク
歴史がたっぷり詰まっています。
なんと今のトルコあたりからやってきた地盤もあるとか?!
保津川河川敷の石も実に様々。
そんな魅力たっぷりの石と出会える亀岡で
石について、地球について、宇宙について、考えます。

「妖怪石さがし」8/21 (日) 9:30~12:00

亀岡市文化資料館 第70回企画展

「怪異・妖怪に先人のこころをみる」7/16~8/28

亀岡市立図書館 開かれたアトリエ選書メインテーマ 「石」8/1~10/10

に合わせて、美術家 伊達伸明さんと妖怪石を探すイベントを行いました。

●伊達 伸明
1964年大阪出身。京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科修了。取り壊される建物をウクレレにして保存する「建築物ウクレレ化保存計画」のほか、各地で地域資源再発掘型の展覧会の企画監修活動に関わっています。最近の展覧会(共同出品含む):亜炭香古学(2015/せんだいメディアテーク)、アートと考古学(2016/京都文化博物館)、とりのゆめ(2017/神戸アートビレッジセンター)、しらべの細道シリーズ(2017~2020/東北リサーチとアートセンター)、ミカエルさん(2019~2020/崇仁小学校)など。

 


【スケジュール】

9:30 亀岡市文化資料館集合

9:30~10:00   妖怪展解説(文化資料館の方による案内)

移動 (事務局側の車や、それぞれの車に乗り合わせて移動)

10:30~11:30  石探し(七谷川キャンプ場)

11:30~12:00  拾った石から見えてくる妖怪の絵を描く(七谷川野外活動センター和室)

まずは文化資料館に集合して
学芸員の方に「怪異・妖怪に先人のこころをみる」の展示について
また、亀岡の妖怪について解説をいただきました。
こどもたちは、こわい!と言いながら、興味津々。
亀岡だけでなく、他の地域や日本の妖怪の話をたくさん聞く参加者。
妖怪を人間がどのように捉えていたか。捉えているか。時代と共に変化する妖怪など、とても興味深い内容でした。
そして、いざ亀岡の妖怪を探しに川へ
七谷川キャンプ場にお世話になり、七谷川に石拾いに行きました。
こどもも、おとなも真剣に妖怪(石)を探します。
お!これは口か? お?これは天狗かな?
みんなそれぞれの妖怪を見つけては、石との向き合い方、見方が変わったように思いました。
そして、見つけた石がとんな妖怪なのか
みんなに分かるように、スケッチをして教えてもらいます。
それぞれに見え方が違い、線や影、形や色
様々なところから、妖怪が生まれてきました。
これからも亀岡のいろんな川、いろんな石と出会いながら妖怪を探して、妖怪図鑑ができたらな。
と企画が立ち上がりました。
 
これからも亀岡の方々にさまざまなことを教わりながら、イベントを開催し、本のある空間づくりや
知恵を共有できる場づくりをしていきたいと思います。
かめおか霧の芸術祭プロジェクトディレクター / 山成研究所  辰巳 雄基
山成研究所 大垣留衣