図書企画 「虫」イベントレポート

図書企画「虫」

2024年4月11日〜12月31日

10:00-17:00

場所:開かれたアトリエ

開かれたアトリエ図書コーナーでは季節に応じてテーマを設け、亀岡市立図書館と共にさまざまな本を選書し、本のある空間をつくっております。
この本棚からさまざまな先人たちの知恵に触れ
1歩立ち止まり 生活を考え
それぞれの日常の彩りになることを目標としています
第12回のメインテーマは「虫」

 

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図書企画

今季のテーマ「虫」関連イベント

「じゃんきーカチャカチャ虫づくり」

夏から冬にかけて

開かれたアトリエの図書コーナーの

選書テーマ『虫』虫にまつわるワークショップを開催します🟡

名前の由来になります じゃんきー について

空き缶やお菓子の袋ってツヤツヤメラりっとしていて

たくさんの色があって、なんだか虫っぽいなと思いましたので

このじゃんきーなものたちをつかって

頭や手をうごかしカチャカチャと音をたてて

虫づくりをしようとおもいます☝️

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司会進行:山成研究所(辰巳&うー)開かれたアトリエ選書担当
日時:9月16日(月) 祝日 10:00-12:00
場所:亀岡市役所地下1階 開かれたアトリエ
〒621-0805 京都府亀岡市安町野々神8 亀岡市役所 地下1階

はじめに亀岡市立図書館(学校司書)の内藤さんより 『むしさん みーつけた!』

作:得田之久 出版:童心社  を読んでいただきました。

 

 

紙芝居ではいろんな虫が 草や木や石に化けたり隠れたりして かくれんぼをしています。

こどもたちも一緒に目を丸くして どこにかくれたか虫を探します。 亀岡市立図書館より 虫の図鑑や、虫の工作、イラストや実際の虫の写真が載ったもの、絵本や雑学など たくさんの虫の本に囲まれて 工作スタート。

 

まずは素材選びから

 

自分はどんな虫がつくってみたいか頭に思い描いて 解体された カラフルなお菓子の袋や、空き缶のデザインを吟味します。

つくってみたい虫が載っている本をみながらハサミで思い思いのカタチに切っていきます。

カタチが決まると 、その体に頭や羽をつけたり 針金で足をつくります 。

穴あけパンチで丸をたくさんつくり 蝶々の模様にしたり、 プルタブをいくつも針金でつないでカブトムシのカブトをつくったり 、カブトムシのごはんのために 果物がデザインされた缶を切って、 つくったカブトムシに食べさせたり。

穴あけパンチでくり抜かれた 残った側の丸の周りをハサミで切って目にしたり、 ドット柄の缶を蜘蛛にしたり、 キラキラしたチョコの包み紙の真ん中をしばって蝶々にしたり、 針金を触覚にしたり、 色づかいもとっても素敵。

愉快なあたらしい虫たちが うまれました。

 

 

 

 

できた虫たちは ダンボールでできた 特性標本箱に並べました。

 

 

 

標本箱には磁石をつけて 配置したいところに 虫を並べられるように

名前、生息地、鳴き声、特徴、採集日 を自分で考えて記録しました 。

お互いの標本箱を見せ合い

最後にわたしから 伝えたいことがあり 本を一冊読ませてもらいました。

かがくのともの『しゃくとりむし』

作:吉谷昭憲 出版:福音館書店

この本では 春から冬にかけて1年を通してしゃくとりむしの成長をご紹介していています。

虫って夏とか秋に見えたり、聴こえたりするけれど、 目に見えていないときにも じっと冬の寒さに耐えていたり 食べられないように身を潜めてかくれていたりします。

見えていない世界のことを考えてみてほしくてご紹介しました。

あともうひとつ 、今回この「じゃんきーカチャカチャ虫づくり」を開催したのは 虫が大好きな子も中にはいますが 、苦手だなぁという声もよく聞くようになり、 この苦手はどこからくるのかな?と考えていました。

触れる機会、観察する機会、が少なくなっているのかなと思ったりします 。

よく見て、動きを知ったり、相手を理解すること

身近なもので自分で工夫を凝らしてつくってみることで 本の中の虫をよく観察したり、考えたりする。

自分以外の生き物のことを考える

そんな機会になればと思い開催しました 。

ご参加いただいたみなさま ありがとうございました。

これからも亀岡の方々にさまざまなことを教わりながら イベントを開催し 、本のある空間や知恵を共有できる場づくりをしていきたいと思います。

 

次回のテーマは「丸」です お楽しみに

文 : 山成研究所 うー

企画:山成研究所