環境プロモーションセンター | テクノロジーとアート展

2月14日(金)から2月28日(木)まで、環境プロモーションセンターにて、展覧会「テクノロジーとアート展」を開催しました。

2024年度、約1年かけて京都先端科学大学工学部の学生が、「亀岡の放置竹林問題を、テクノロジーとアートの力で解決したい!」という目的のもと、竹を素材にした新しい商品開発を続け、竹を素材に可能な限り環境に負荷をかけないモノづくりをテーマに、竹と植物性樹脂のみを使った電子名刺を作りました。

竹素材でできた名刺の中にRFIDチップを入れて、相手にスマホをかざしてもらうだけで、自分の連絡先(電話番号やSNS)などのデータを送ることができる、ペーパーレスを目指す名刺です。

竹を粉砕することの難しさや、植物性樹脂の配合による耐久性のテストなど、さまざまな失敗や困難がありながらも完成したプロトタイプの展示と、その制作過程のパネルを展示しました。

2月23日(日)には、京都先端科学大学のラボにある、卓上射出成形機と3Dプリンターを使い、竹とプラを配合した素材をキャラクターの形に成形し、それにRFIDタグを入れ、参加者のみなさんが自身のSNSなどのデータを紐付けるワークショップを開催しました。

今回は、身近なサステナブル「みぢサス」のキャラクターである「みぢサル」の顔を、正面と背面の2枚を成形し、重ね合わせる際にRFIDタグを内側に入れ、スマホでタッチすると任意のURLを読み取ることができるキーホルダーの製作をしました。

参加者の方は、ご自身のLINEやInstagramのリンク先を紐付けておられました。

▼射出成形機で型の中に竹素材を流し込み、顔の背面を成形します

 

 

 

 

 

 

▼射出成形は約220度で熱するので、成形後は触らずに冷めるまで待ちます

 

 

 

 

 

 

▼射出成形は絶妙な力加減とタイミングの調整が必要で、こんな副産物も生まれます

 

 

 

 

 

 

▼3Dプリンターで顔面を成形します

 

 

 

 

 

 

▼背面と顔面の間にシール状のRFIDチップを貼って、チップに任意のリンクを紐づけます

 

 

 

 

 

 

▼キーホルダーの出来上がり