城跡芸術展2023

ARTISTS出展作家

森太三Mori Taizo

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1974年大阪府生まれ 1996年の初個展以降、個人の身体感覚によって生みだした小さなカタチを集積させて、展示空間内に架空の風景を表出させる作品を発表。現在、亀岡市内のアトリエにて制作を行っている。みずのきアトリエ講師 ・みずのき美術館インストーラー。京都芸術大学・京都精華大学・成安造形大学非常勤講師

 

はてては はじまり

例えば、木材を切って、組み立てて何かをつくるとする。その時に、必ず余ったり、残った材料が出てくる。何かをつくることは、何か余分を生み出すことでもある。本来の目的からすれば、必要でなくなった端材や端切れに、どういうわけか魅力を感じる。それは、社会の中で不要とされたものや、価値がないとされているもの。そういう物事の中に、この世界の確かなる法則が、ささやかに現れているからかも知れない。