城跡芸術展2023

ARTISTS出展作家

西久松友花Nishihisamatsu Yuka

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1992年京都府生まれ。2018年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器修了。宗教的象徴物や歴史的・文化的背景を持つものの形や装飾を象り再構築させた陶立体を制作する。
主な展覧会に美の予感2023-生彩–(高島屋/東京、京都、名古屋、大阪店)、ART & CITY AWARD presentsシエリアタワー中之島(2023、グランプリ受賞)、Slow Culture #kogei(2023、京都市立芸大ギャラリー@KCUA/京都)、「Kyoto Art for Tomorrow –京都府新鋭選抜展2017–」京都文化博物館(2017、NHK京都放送局賞受賞)など。

「無相の華」
「炎華」
「蓮花」
「うつつ」

パンデミックを機に、救いや拠り所を求めて「見えない」或いは「見えにくい」としてきたものを見ようとする考え方に関心が高まったように思う。
確かに存在するが見えにくい何かは、物体や現象となって我々の目前に立ち現れる瞬間があるのかもしれない。形のないものに形を与え、偶像のような存在を視覚化したい。あらゆる対象を土によって象形した造形の中に、潜在的な記憶を呼び起こす為の断片が埋まっている。