城跡芸術展2023

ARTISTS出展作家

黒川徹Kurokawa Toru

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1984年京都府生まれ。メビウスの輪やクラインの壺のような、内と外のない数学的な造形を制作する。素材は主に陶や鉄を用い、これまで約10カ国で滞在制作を行なっている。近年は、ザ・サウザンド・キョウトや Cross Hotel Kyoto など、公共空間のアートを手がけるほか、フランス・パリで Rising Talent Award Craft を受賞。またN’SO KYOTOによるコンサートでは、弦理論をテーマとした音楽彫刻「セラモフォン」を制作している。

 

 

アクレーション

「アクレーション(降着)」は、細部からの成長を意味する言葉です。宇宙はそのような過程を経て形成させています。自然界の摂理を、立体作品として再構築するように、一定の法則をもとに鉄の釘を一つ一つ溶接で繋ぎ合わせています。人為的であって自然的であるもの、時の変化を受け入れながら、亀岡の自然の中でどのような存在となるのでしょうか。