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五人五色展 | 開かれたアトリエ公募展
- かめおか霧の芸術祭
- 開かれたアトリエ
日時 : 10月6日(金)ー10月26日(木)
9時−17時(最終日は15時まで)
場所 : 亀岡市役所地下1階「開かれたアトリエ」
会期中無休・入場無料
かめおか霧の芸術祭は、亀岡市役所地下の「開かれたアトリエ」を地域の皆さんの多様な作品発表の場とするため、今回初めて公募展を企画しました。
7月にかめおか霧の芸術祭HPや公式SNS、チラシなどで公募し、5人の出展者が決まりました。
陶芸や編み物、水彩画や日本画、木版画や立体作品など、ジャンルも経歴も様々な作品を展示します。
ぜひご来場ください。
【 出展者名 「作品名」 ジャンル 】
亜月:Azuki 「カイゴノアイマ《土と糸》」 陶芸と編み物
児嶋 俊見 「山の風・里の風」 木版画
澤田 太晟 「天国の門」「傀儡」 立体作品
つの ともこ 「透明水彩画の世界」 水彩画
難波 忍晴 「みどりのふうけい」 日本画
【 出展者からのことば 】
亜月:Azuki
《土》陶芸を始めるきっかけは母の在宅介護でした。
自分自身を解放する時間は中々、持てない。2017年から月に1~2回陶芸教室に通い始める。
粘土は私の思い通りにはならない!
一喜一憂しながら時間を忘れ没頭。コロナで2020年に中断。
2021年に母は天寿を全うし天国へ。
その後、私自身が体調を崩し陶芸熱も冷めかけた頃、友人が「野焼きをしに山へ行こう」と誘ってくれました。
久しぶりに土に触れ、癒されるのを感じました。2022年秋から再び陶芸教室へ。
《糸》友人がテキスタイルの色見本に染めた残り糸40色程を「何か作りなさい。」と送ってきました。
私は本来、編み物ザセツ名人なのですが「残り糸で編む」と言う本を参考にモチーフ編みを始めました。
母の病院待ち時間に、小さな楽しみを発見!現在、難病の兄の病院送迎、待ち時間にモチーフ編み継続中。
市役所に出向く時は必ず、開かれたアトリエに出向きます。
公募のチラシを見つけ少し迷いつつ、締め切り日に応募用紙を提出。
今回、作品を展示させて頂く機会を与えられました。
亀岡市とアトリエ関係者の皆様、陶芸教室の中山先生、天国の母、協力してくれた家族、神様の恵みに心から感謝しています。
児嶋 俊見
木版画制作を始めて10年となります。その間、主として京都市内で、個展を4回、グループ展を8回、ホスピス病棟での展示を2回行いました。
この10年間の制作テーマは、「日常の中の非日常との出会いの喜び」です。慣れ親しんだ日常を注意深く観察すると、それまで気づきもしなかった新たな非日常の場面に出くわすことがあります。
今回の展示テーマは、「山の風・里の風」です。収穫を終えた田畑から立ち上る野焼きの煙。秋の亀岡盆地では、牛松山を越えて立ち上る山の風と相まって、刈り取りを終えた田畑の上を静かに風が吹きます。その里のあちこちでは、秋の祭りが華々しく展開します。
澤田 太晟
○作品について
ふとした時、視界に入ってきたなにかにゾッとする感覚。私はこの感覚が好きで、とても大事なものだと思っています。ふとしたときにゾッと感じられるような作品作りをこれからもやっていきたいです。
○ダンボールへのこだわり
ダンボールで出せる質感が好きです。
また、ダンボールや新聞紙を素材として使うことで、作品の重量や経費を大幅に減らすことができるので愛用しています。
○趣味
散歩、木登り、山登り。最近は漫画描いてます☺︎
つの ともこ
自然豊かな亀岡に住んで42年になります。
透明水彩画とは、私たちが子どもの頃描いていた水彩画とは絵の具が違います。
子どもの頃使っていた絵の具は、不透明水彩絵の具(ガッシュ)です。
前に塗った色に上から色を塗ると、前の色を消す事ができ、一番明るい所には白色を使います。
透明水彩絵の具は上から被せて塗ると、下に塗った色が透けて見えます。
白色は使わず、紙の色で白を残します。
描く順番は一番明るい紙の白を残して、薄い色から塗っていきます。
使う水の量や、絵の具の濃さで滲みやぼかしを楽しむ事が出来ます。
水に蕩ける透明感を作品で感じていただけたら嬉しいです。
難波 忍晴
ひっそりと絵を描いています。
これまで自分の作品は人に見せたり批評を受ける機会はないだろうと思ってきたし、それで構わないとも考えてきました。たとえ売り絵のように見栄えのよいものにならなくても、自分なりの表現で描くことを大切に制作しています。
心のままに描くこと、いちばん身近な家族が褒めてくれること、そういうことが私にとって絵を描くきっかけになっています。
そんな作品の中から小品をいくつか展示させて頂くことになりました。亀岡にゆかりのある皆さんと一緒に作品展が出来るこの機会を嬉しく思い、関係者の皆様に感謝致します。