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与一展 ~YOICHI THE EXHIBITION~

開かれたアトリエ展覧会 与一展

亀岡市下矢田町の那須与一(市)堂は、源平の合戦で活躍した武将「那須与一」ゆかりの地として、宗派に属さず、 無住ながらも地域の人々に親しまれてきたお堂です。

その歴史は平安時代まで遡り、安倍晴明がこの地に法楽寺という寺院を建立したことに始まります。本尊である阿弥陀如来像は恵心僧都 源信(えしんそうず げんしん)が彫ったと言われています。
それから200年ほど経った寿永3年 (1184)、源平合戦の一ノ谷の戦いに向かう源義経軍に従軍していた那須与一が、山城と丹波の境辺りで原因不明の病に罹り、この法楽寺の阿弥陀如来にお参りしたところ、たちまち病が治り、その御利益から阿弥陀如来を深く信仰しました。その後、阿弥陀如来の霊符を身につけて出陣すると毎戦軍功をあげ、中でも屋島の戦いで平家船団が掲げる扇の的を射抜く武功を挙げました。

晩年、与一は武士の身分を捨て僧となり法然に師事し法楽寺を再興します。法楽寺は江戸時代の享保元年(1716)に火災で焼失したものの、焼け落ちたお堂には、まばゆい金色に輝く阿弥陀如来像が立っていたと伝わります。
阿弥陀如来像は明治26年(1893)に地元の人々の手によって現在の場所に安置され、那須与一の伝承からお堂を『那須与一堂』と名付けられ、代々地域の人々にその信仰が受け継がれ現代に至ります。

本展では、那須与一堂の歴史をパネルや写真で紹介するほか、「那須与一堂を守る会」が行っているミュージカル「与市THE MUSICAL」の衣装や道具の展示、 ミュージカル映像を上映します。

また特別企画として、会期中の11月12日と11月26日には演劇「与市~THE MUSICAL~開かれたアトリエ」の特別公演を行うほか、ミュージカルのプロデューサー木所亮介さんによる演劇ワークショップを開催します。

【会期】
11月12日(日)~11月26日(日)
9:00-17:00(最終日のみ15:00まで)
入場無料・会期中無休

【場所】
亀岡市役所地下1階「開かれたアトリエ」

 

公演・ワークショップ
申し込み不要・参加費無料

【日時】
①11/12(日)13:15~15:00(2部制)
②11/26(日)13:15~15:00(2部制)
①と②は同じ内容ですが、12日のみ明智光秀役にスペシャルゲストが登場します

【場所】
亀岡市役所地下1階「開かれたアトリエ」

【内容】
1部 演劇「与市~THE MUSICAL~開かれたアトリエ」の特別公演
現代の開かれたアトリエにタイムスリップしてきた那須与一が思う亀岡の姿とは・・・ ぜひお見逃しなく!

2部 演劇ワークショップ
与市THE MUSICALのプロデューサー木所亮介さんによる演劇ワークショップ。
「ピンクを身体で表現すると?」など、様々なお題を身体の動きや声で表現します。
全身を使って表現することの大切さや楽しさを一緒に体験しましょう!

* 1部(演劇公演)のみの参加、2部(ワークショップ)のみの参加も可能です。

 

~那須与一堂を守る会~
那須与一堂の歴史を後世に伝え、地元の風土や文化に親しめる交流の場として人々の縁を紡ぎ、その賑わいによってお堂の修復・保存と活用を展開していくことを目的としています。
市民参加型で与一堂を題材としたミュージカル「与市THE MUSICAL」を開催するなど、より多くの方々に那須与一堂の歴史と今を伝え、これからの課題解決のための活動をしています。
詳しくは那須与一堂を守る会websiteをご覧ください。