〜めぐるかめおか〜|民具大運動会

開催日時:2月28日(日) 10:00~12:00/13:00~15:00
開催場所:亀岡市文化資料館 グラウンド
企画者:安藤隆一郎

霧の芸術館(亀岡市文化資料館)のグラウンドで、大人も子供もお年寄りも参加できる〈民具大運動会〉が開催されました。
最初は「民具大運動会とはなんだろうか」と疑問を抱く人が多くいるかもしれません。この〈民具大運動会〉とは、機械化が進んでいる現代社会におけるあまに使われていなくて、徐々になくなる農具を使って、農作業を体験する運動会です。

スタッフの紹介で、農作業に見られる5つの作業を種目として、順番に行います。
鍬を使って、畑を耕すこと:
力を入れずに、平鍬の重さを利用して、振り下ろします。力を入れると、まっすぐ耕せなかったり、腰を痛めたり、疲れやすくなります。

苗を植えること:
ガイドが引いてある畑(に模した会場)に苗を横約30センチ4間隔、縦約20センチ4間隔で、植えます。二人で参加して、誰か一番早いのが勝負しましょう!

田車で除草する:
田車を押して引いてを苗の間にガラガラ押し往復して戻ってきたらゴール。雑草を取り除きます。

籾を乾かすこと:
籾干しを使って、莚の上に籾を広げます。風が吹にても籾が飛びにくくなるために、籾干しで白砂のように籾の山を作ります。まるで、枯山水を作るように波を作っていきます。

米を計ること:
枡を使って、自分の体重の半分と同じ量の米を移してみます。ピッタリと計った方がピッタリ賞!お米がもらえます!

実際にやってみると稲作でどんな動きがあるのか、農作業がどのような流れで行われているのかわかりますね。

今回の民具大運動会は農作業に触れる機会が少なくなった方々にとって貴重な体験となりました。そして民具大運動会の形で、地元の人々の記憶に残るイベントとなり、かめじんの郷土愛を育み、絆を深めることができるのではないでしょうか。