〜めぐるかめおか〜|KIRI²芸術大学|植物標本をつくろう!

開催日時:2021年2月23日(火•祝)10時/13時/15時(講座時間:約1時間)
開催場所:大本本部 亀岡宣教センター 花明山植物園
講師:澤田徹

2月23日(火•祝)の「KIRI²芸術大学」は澤田徹さんの職場の花明山植物園で、〈植物標本をつくろう!〉をテーマとして、標本作製の体験講座が開催されました。

一般的な植物標本を作り方としては
① 植物を採集する
② 新聞紙に植物をはさんで乾燥させる
③ 採集情報のラベルを書く
④ A3判ぐらい厚めの台紙の上に植物をはる
⑤ 完成した植物標本保存する
という5つの手順があります。

今回は講師の澤田徹さんが、事前に新聞紙に挟んで乾燥させた植物と、採集情報を書いたラベルを準備してくださいました。参加者は、それら様々な種類の標本を崩れないように慎重に台紙に貼っていく作業からスタートします。
まず新聞紙の上で植物標本ラベルの後ろに糊をつけて、台紙の右下に貼ります。そのラベルがあれば、採集した本人ではなくても、植物の名前と採集した情報がすぐに分かるようになっています。

次は、植物を台紙に貼っていきます。台紙の上に植物をおき、ピンセットを使って、幅3〜5mmくらいに切った細長いテープを、電気溶接で茎に添わせるように貼ります。標本が動かないように糸も使いました。

そして、植物が乾燥するときに落ちた葉や花、たねなどは、小さな紙袋に入れて、台紙の左下に貼り付けます。

以上で標本作製は完成です!
およそ1時間で、みなさん2つの標本を製作することができました。

植物標本は、日常的に道端で見かける植物や、庭に育っている草花の姿をそのまま残すことができるのです。こうして自分の手作業によって、生活を飾っていく体験はとても楽しそうでした。

さあ、それでは完成した標本をお家へ持ち帰り、暮らしを彩ってみましょう!