KIRI²芸術大学| 頭で学ぶ「その場で読むから気軽に参加できる読書会」レポート

2023年 7月22日(土)  10:00-12:00
案内人:奥岡 莞司
参加者:5名
参加費:500円

 

KIRICAFEにて、「その場で読むから気軽に参加できる読書会」を開催しました。

今回の読書会のテーマは「土に着く」。
集った時間の中で、そのとき出会う本、人、言葉 とともに生まれる思考や対話を味わいました。

読書会は自己紹介からスタート。

そして、今回読む本が渡されました。

今回の本は宮沢賢治の『農民芸術概論』

かめおか霧の芸術祭のコンセプトである「農は芸術」「日常は耕し」という言葉に合わせ選ばれました。

さっそくそれぞれの好きな場所で読書をはじめました。

みなさん読み終わると、再び集まって感想などを共有しました。

この時間のルールは、大きな石をみんなで転がすように、その場だからこそ生まれる言葉を大切に対話をしようということ。話さなくても大丈夫。

本を読んで気になったところや、自分の重ねて考えたことなどを言葉で伝え合い、
それを聞いて思うこと、と終始和やかな雰囲気の中、お話はどんどん広がっていきました。

読書会に参加して、私自身いろんなものを見過ごしているような気がしました。

参加者の皆さんのなかでこんなお話がありました。
『農民芸術概論』結論に「永久の未完成これ完成である」とあります。
完成を目指すのではなくこうなりたいと歩んでいく道のり、その時間そのものが大切なのかもしれません。

 

文:オオニシカナコ