開かれたアトリエ展覧会 | 「アートでつながる あなたとわたし」展 レポート

かめのこ学級でのベリーマキコさんワークショップ

8月4日から8月25日まで、亀岡市役所地下1階「開かれたアトリエ」にて、知的障害がい(かめのこ学 級)、聴覚障がい(かめの会)、視覚障がい(ふれあい学級)のある方々が、講師、指導員やボランティア の皆さんと一緒に制作した作品の展示「アートでつながる あなたとわたし」が開催されました。

 

【作品の展示】

●かめのこ学級 

森太三さん(美術家)のワークショップで、たくさんのマスキングテープやシール、マジックで装飾された色とりどりなオリジナルの貯金箱と、ベリーマキコさん(画家)のワークショップで制作した、 野菜をテーマに墨や絵の具、クレヨンなど色々な画材をつかって描かれた絵画が展示されました。

 

●かめの会

タンポポのペーパークラフトと、木のメガネケース(木工作品)が展示されました。

 

●ふれあい学級

俳句 (あわせて点字も展示) 、小物入れ(木工作品)、花の指輪や髪留め、ピンなどのペーパーアクセサリーが展示されました。

 

【記録の展示】

活動に関わる人たちの思いや日々共有している時間を、 展示に来る人たちにも感じてもらえるよう、活動中の映像や写真が展示されました。

たくさんの写真が、開かれたアトリエの木の白い壁に木 のクリップでとめて展示されました。ショートフィルム「アートでつながるあなたとわたし」(約3 分間)は亀岡市役所広報プロモーション課が制作し、会期中上映されました。

 

【活動の紹介】

作品とあわせて、それぞれの活動内容の紹介、講師の方々からのことば、
指導員や保護者のみなさんからのことばも紹介されました。

【パンフレット】

パンフレットのイラストは、様々な髪の色や肌の色の人たちが集い、明るく柔らかな雰囲気で、親しみやすい印象のデザインにしました。それは「障がい」への印象を、特別なものではなく、皆一人一人 が違う個性のようなものではないかという思いを形にしています。パンフレットには、かめのこ学級・ふれあい学級・かめの会の活動内容や問い合わせ先も掲載しています。

【来場者】

会期中は、それぞれの活動の関係者や、保護者の方々など、多くの人が来場されました。車椅子の 方々の来場を見込み、作品を低めの位置に展示していたので、子どもたちも手にとりやすく、自由に 手を触れてよい作品を触って楽しむ姿が見られました。8月21日のボンボンマルシェの日には、より多くの来場者があり、ドキュメンタリーフィルムの前で、たくさんの方々が足を止めて、活動の様子に見入っておられました。