2021/7/17更新

KIRI²芸術大学|金継ぎで器を再生しよう② レポート

7月17日(日)10:00〜12:00
講師 :栗本夏樹さん
参加者:11名

全三回で金継ぎを学ぶ「金継ぎで器を再生しよう」の第二回が開催されました。

日本に古くから伝わる伝統技法である金継ぎは現在エコの観点からも注目されています。
便利な現代の暮らしの中で失われつつある、ものを大切に使い続けると修繕という技。

この講座では、器についた傷もその器の歴史としてより魅力的になる技術を全3回の体験で身につけていきます。

第一回の様子はこちら

第二回の本日は次回の絵漆と金粉塗りに向けて、器をより固めていきます。

まずは前回のはみ出た麦漆を彫刻刀とやすりで削っていきます。
次に表面の細かな凹凸に、※砥の粉と水と生漆を混ぜて作った さび漆 をへらを使って塗ります。

※砥の粉…粘土を焼いた粉や砥石から出る粉

これはより細かな隙間を埋めて段差を少なくするだけでなく、この上に塗る漆の下地としての役割があります。

また、破損した器の欠損が小さい場合はコクソ漆を盛り付けます。
作り方は ※麦漆 に5割程度の ※地の粉 を混ぜ、混ぜた量の5割程度の ※木粉を加えて練ります。

※麦漆…小麦粉と生漆を1:1で混ぜたもの
※地の粉…京都市山科区の砥の粉を作る際に出る粉のこと
※木粉…木の粉、おがくずのこと

そしてその上から生漆を塗ります。
この生漆を乾燥させ、最終回である次回はここに金を塗りつけ乾燥させると完成です。

初めは工程が多く修繕の見通しがあまりイメージできませんでしたが、少しずつ形となってくる感覚が面白く次回が楽しみです。

次回は10月17日(日)に開催します。