KIRI2芸大レポート | 「霧が育てる保津そば九十日の旅」  -まく・かる³・うつ・たべる-  かる編01

9/13(日) 9:00~13:00
講師:西村 文夫・中野 恵二
参加者:6名

そばの種を撒いて1ヶ月。

前回来たときは真っさらな畑でしたが、今回はそばの花が一面に咲いています。植物の成長はこんなにも早いのかと、実感したのは初めてです。

そばの花の狭間には、びっしりと雑草が生い茂っています。

とにかく全員で黙々と草を引くのみ。

気合いを入れてそばの畑に潜ると、今まで体験したことのないような音の風景です。辺りを飛び交うニホンミツバチの羽音は、別の世界にワープしてしまったかと思うほどです。自分も羽をつけて飛んでいるかと思うほどの不思議な体験でした。

今回は、保津の歴史を学ぶ保津散策がありました。

亀岡盆地を囲む山の北側と南側では山の性質が異なること、そして、保津町がどのような地殻変動で形成されたのかなどを教わり、石垣の石から学ぶ3億年前の形跡、木1本から学ぶ豊臣の面影、集落の中にある畑といった、何気ない風景の一部には長い歴史があり、それを守っている多くの人の存在の重要性を感じました。

散策が終わり改めて草引きを始めると、ニホンミツバチはすでに畑から去っていました。
畑作業後に食べるお弁当は別格です。

今回の講座は、畑と保津町から自然の力強さを感じた時間となりました。