KIRI2芸大レポート | ビカクシダの板付けレッスン

11月29日(日) 13:00~15:00
講師:畑 美沙子
参加者:5名

植物は、本来生息している姿で売られているものもあれば、そうでないものもあります。
今回の主役のビカクシダは、鉢に入れられて販売されていますが、本来生息している姿は地面に対して垂直。
今回のワークショップは、本来の姿に戻してあげる作業でもあります。

まずは、ビカクシダを植え付けるコルクボードの作成です。
着彩によってそれぞれの個性を引き出していきます。
今回は、虫除けや飾りにもなるスパイスもコルクに貼り付けて行きます。

ビカクシダは、貯水葉と胞子葉の2種類の葉によって構成されており、その葉の位置が大事。
慎重に鉢から取り出し、土をほぐしていきます。
植物を扱う時は、傷つけないように丁寧に扱っていきます。

コルクに植物を固定する時は、講師の先生との共同作業です。
葉を傷つけないように、しかし、固定できるようにきつく。
ぐるぐるとコードを巻き付け完成です!

植物に形が同じものがないように、手にとった土台のコルクボードや蘭によって、それぞれ出来上がった姿が異なります。
そしてこの姿は春にまた姿を変え、数年経っていく中でゆっくりと姿が変わっていくでしょう。
簡単に購入できる植物ですが、自分で手を加えることで、より一層愛着が湧きます。
そして、ご家庭で壁にかけるとまた印象が異なり、目を向けることも多くなるでしょう。