KIRI2芸大レポート | 路上観察部03

10月3日(土) 14:00~15:30
講師:八太栄里
参加者:6名

自分の生まれ育った町、知らない町。
亀岡市は、全く異なった表情・歴史を持った場所が集まった町です。
今回路上観察する場所は、保津町。
亀岡駅北口から保津川を渡ると、亀岡駅南口とは全く異なる光景が広がります。
歴史を感じられる家屋や畑からも多くの発見があります。

今回は、亀岡出身の方と他の地域からいらっしゃった方が参加されました。
亀岡出身の方は、自分の過ごしている町をより知るきっかけになると思ってこのワークショップに参加されるといった方が多かったのが印象的です。

参加者が、思い思いの発見を写真に収めていきます。
今回は、植物を通して人の思いがとても現われている地域だと感じる場面が多くありました。
講師の八太さんが見つけた、倒れそうな百合の花を紐で立たせてあげている光景が印象的です。
今回観察したコースは距離としては短いのですが、場所によって肌寒く感じたり暑く感じたりと、高低差があることで気温に違いがあることに気づいたり、苔が多く生えているエリアの100m先にその面影がなかったりと、写真だけに収めることができない学びも多くありました。

講評では、みなさんの前半ベスト1、全体を通したベスト1をそれぞれの気づきと共に発表します。
写真をパッと見ただけではわからない、みなさんの気づきにハッとさせることばかりです。
観察を共有することで、町をみる視点が変わっていくことに気づかされるワークショップとなりました。