図書企画 「温」イベントレポート

図書企画「温」
2023年2月1日〜4月15日
10:00-17:00
場所:開かれたアトリエ
開かれたアトリエ図書コーナーでは季節に応じてテーマを設け、亀岡市立図書館と共にさまざまな本を選書し、本のある空間をつくっております。
この本棚からさまざまな先人たちの知恵に触れ、1歩立ち止まり、生活を考え、それぞれの日常が豊かなものになることを目標としています。
第8回目のメインテーマは「温」
ぬくい という言葉の響きだけでもあたたかい。
身体や心をあたためるものや、こと
言葉や態度にもぬくさ がありますね。料理や衣服、ケアや、まちづくり
旅や文化、哲学や詩
さまざまな角度から ぬくさ
を考えていきましょう

春のみち草ランプづくり

陽射しがかわり暖かくなると、植物たちはどんどん成長を始めました。
ここにこんな植物があったのか!この植物なんだろう?
市役所の庭に生えた植物たちを観察しながら、採集。
標本のようにはりつけて 和紙でランプをつくります!

春分の日には自然をたたえ、生き物をいつくしむという意味もあるそう。 雑草だと思っていた植物のことに目を凝らし、詳しく観察することで新しい発見があるかもしれま せん。

ランプをつくったあとは
亀岡市立図書館の内藤さんに いのちや、ぬくもりをテーマにした絵本または紙芝居の読み聞かせをしてもらいます。

説明をして、早速市役所の庭にある植物を観察。採集。
これふわふわしてる!
これ根っこが綺麗
これは色が違う!
これは恐竜に見える
といつも足元にある雑草と言われているような草花を見つけて、みんな大興奮。
おとなもこどもも夢中になり、どんどん上に上がっていきます。
それぞれ採集の仕方も違って、面白い。
それぞれにとってきた植物を見せ合いました。
「この中で知っている植物ある?」と質問したら
1つも知らない。
と参加者。
図書館にある図鑑で調べよう と言いながら 観察してもらいました。
そして、いよいよランプづくり
風船を膨らまして
和紙を選んで
ノリでペタペタ貼って下地を作ります。
 
そして、とってきた植物を貼り付けたり
閉じ込めたり
完成!
みんなのランプを見せ合ってもらいます。
そして、図書館司書 内藤さんによる
「温」をテーマとした
本の読み聞かせ
手を動かして、植物に触れた後の読み聞かせは
目線や体制が違うように感じました。
少し乾かして
こちらが参加者のつくったランプ(一部紹介)
とっても温いランプが完成。
ランプを1つ つくって部屋に飾るだけで、空間が変わります。
今度は空間作りの工作をしたいな。
これからも亀岡の方々にさまざまなことを教わりながら、イベントを開催し、本のある空間づくりや
知恵を共有できる場づくりをしていきたいと思います。
かめおか霧の芸術祭プロジェクトディレクター / 山成研究所  辰巳 雄基
山成研究所 大垣留衣