図書企画 「丸」イベントレポート

図書企画「丸」

2024年秋から2025年冬にかけて
亀岡市役所地下一階 開かれたアトリエ
図書コーナーでは季節に応じてテーマを設け
亀岡市立図書館より さまざまな本を選書し
本のある空間をつくっております
この本棚からさまざまな先人たちの知恵に触れ
1歩立ち止まり 生活を考え
それぞれの日常が より豊かになったり
 頭の中、心の中の世界が より広がっていくことを目標としています

 第11回のメインテーマは「丸」

 毎回テーマにあわせてワークショップなどの催しを開催しているのですが
 丸について考えていると あげだすときりがないほど
この世界には丸はたくさんたくさんころがっていますよね
丸、、、丸、、、豆、、、2月 、、、節分、、、豆撒きだ!
ということで
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 ●ほんとに鬼くる-福笑豆撒-

を開催いたしました
日時: 2025年2月2日(日) 17:00-19:00
場所:亀岡市千代川町近辺
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 どこかで集ってお面をつくって豆撒き大会のようなものをはじめは考えていたのですが
やっぱりほんとに鬼が家に来た方が おもしろいよなぁってことになり
亀岡市のみなさんに募集をかけて
節分の日に”鬼が家に来て欲しいぞ!”
という方を募集しましたところ
なんとなんと140組からご応募がありました(10組くらい集まればうれしいなぁくらいに思っていました)
これには我々もおどろきももの木さんしょの木でした
 140組のご応募があったことは
とてもとてもうれしかったのですが
 鬼の数と時間の関係で 回れるのは頑張って5組かな ということになり
鬼も140組から5組を選ぶこと とても心苦しそうにしておりました
もっと回れるぞ!という顔もしていました

●事前準備

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抽選方法 まずは地域選び 亀岡市の地図を広げそこに豆を転がし
豆がとまったところは千代川町でしたので
千代川町で募集のあった15組ほどに絞られました
 その15組の番号札を粘土でつくり
焚き火のなかに焚べて藁を足したりかき混ぜたりして しばらくまつ
焼けた番号札を灰のなかから探しあて
でてきた5組が当選者となりました
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 5組の家族には事前に配布物を作成し当日までに各家庭に届けまし
 配布物
その1 福笑のお面(家族人数分)
福のお面の土台と 顔のパーツシール
福笑いで遊んでお面をつくることができるキットにしました
 その2
お札(家族につき1枚)
お札には節分当日までに鬼の絵を描いてもらい
当日 豆撒きをした最後 お札を鬼に貼ることで
鬼が退散しますと事前にお伝えしておきました
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各家族にちょっとした お悩みごとを事前にアンケートしました
例えば おかしばかり食べて野菜を食べない
習い事の練習をまったくしない
などなど ささいなことを事前に聞いておきました
鬼の力でどうか我が子をいい子に! という鬼への期待のようなものをひしひしとを感じるアンケート回答に
強気だった鬼もなんだかプレッシャーを感じていました
鬼メモ(各家族のお悩みごとを書いた台帳)を作成しいざ!

●節分当日

家にむかってウロウロしていると
公園で遊んでいた子どもたちが おどろきの顔でかけよってきて
だけど子どもの人数が多いからか空がまだ明るいからか あまり怖がっている様子はありませんでした
あるお家を探しているというと
わかんないけどこっちかな!と先導して案内してくれる子がいたりと
はじまる前からおもしろい展開に
そして1件目スタート
なんとなく戸をドンドンたたくイメージでしたが すでにお家の外で待ち構えている子どもたちに
鬼はたじたじに
福豆は各家庭で用意してもらったのですが
福豆にもいろんな種類があることを知りました
あられのようなカラフルな福豆が鬼の体にあたり 退治されているにもかかわらず楽しい気持ちになりました
鬼の額に貼られたお札をみますとなんともかわいらしい鬼の絵が描いてあり
鬼ってなんとなく怖いイメージをもたれているのかな?と思っていましたが
絵にするとにこやかな可愛い鬼に変換されていて
そのギャップがおもしろいなと思いました
絵本やスーパーで目にするイラストの鬼のイメージが強いのかな?なんて思ったり
5軒全部ご紹介したいところではありますが
長くなりすぎるので
特に印象にのこったポイントだけご紹介
家の外からだとまだ安心できるのか
余裕の表情だった子どもたち
鬼が家の中へ入ろうとすると途端に泣き顔に
あんまり泣きすぎると困っちゃうので
こちらも心優しい鬼ですから
ちょっとおどけてみたりして
泣くか泣かないかの均衡状態を保つという
なかなかの緊張感がありました
はじめはいや!いや!といっていた子どもですが 最後はお父さんのいうことに はい!!はい!!!と綺麗な返事をしていて
心の中で笑ってしまいました
まだまだ鬼の効果ってすごいんだなということを実感
鬼に限らず “なにかわからないものへの怖れる気持ち” って大事だったりするのかな
なんてことを思いました
鬼も調子づいて
「お父さんとお母さんを大事にしろよ」
なんて鬼になると親よりも偉そうにできるんだなって思ったり
「あそこの山からいつもみているからな」
なんておどかしてみたり
玄関の前に門があるご家庭では
門を最後まで開けてくれなくて
中々近づけなかったにもかかわらず
福豆のコントロールがよくて
投げる豆 投げる豆 みごと鬼に命中
これには鬼も唖然としてしまいました
門の中から恐る恐るお札を貼る姿に
平気な顔をしていても
やっぱり怖いんだなと実感
よくよく考えると
見た目は怖いけれど
ほんとは鬼って怖くないもので
退治されるのはかわいそうだな
なんて思ってたりもしますが
鬼や妖怪だったり
なにかのせいにして生きていくこと
目にみえないものを考えることって
人間にとってとても重要なことなんじゃないかなとまた感じました
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 最後に この場をかりてお礼
時間のない中、楽しんで
鬼の制作兼鬼役をしてくれた
田嶋さんヤマサキさん
写真撮影でお世話になった
この世紀の瞬間を写真に収めたいと
お仕事おわりにかけつけてくれた森國さん
そしてお休みの日に
ぜひ動画撮りますと手をあげてくれた
亀岡市役所のまりたにさん
福のお面のパーツ制作を手伝ってくれた
亀岡市役所のケルビンさん
本当にありがとうございました
はじめての試みで
数々のハプニングがありましたが
ご協力くださったみなさまのおかげで
とても学びと発見と実りのある
愉快な節分となりました
そして今回ご応募くださったみなさまありがとうございました
140組もご応募があったこともあるので
また来年もやれるといいな!
やるのか?やらないのか?そんなかんじです
お楽しみに!
今日はここまで
ありがとうございました
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これからも亀岡の方々にさまざまなことを教わりながら イベントを開催し
本のある空間やあそびのすヽめ
知恵を共有できる場づくりをしていきたいと思います
次回のテーマは「た」です
お楽しみに
 文       山成研究所 うー(辰巳 留衣)
 企画   山成研究所 うー・辰巳雄基