開かれたアトリエ | NANTAN TEN
2月7日(火)から2月16日(木)まで、亀岡市役所地下一階「開かれたアトリエ」にて「NANTANTEN ~南丹高校3年生とSDGs~」を開催しました。
南丹高校の3年生が、「総合的な探究の時間」で身の回りのSDGsについて考え、自分たちができることを作品や映像として発表しました。
展示にむけて、かめおか霧の芸術祭スタッフが、計3回南丹高校の授業に参加し、生徒さんたちと展示作品の打ち合わせを重ねて、制作物の他「自分たちの思いや目標、制作のきっかけ」を話し合いました。
出展した14チームそれぞれが、自分たちの問題意識や興味のあるSDGsの掲げる17のゴールを テーマに解決方法を調べ、パワーポイントや作品・動画制作したものに併せて、展示ではキャプショ ンにて「注目したSDGs」「そのテーマを選んだ理由」「取り組みの中で発見したこと」「苦労したこと」なども併せて掲示しました。
【制作物の展示】
制作物は、10チームが出展しました。(詳細は以下の通りです。)
南丹高校パネル (各チームのキャプションはこちら)
タイトル(チーム名)
ゴミゼロアウトドアポスター(チームゴミゼロ)・おすすめ絵本(おもい~ず)・SDGsバッグ(サ 一輝)・ペットボトルのキャップをワクチンへ(たまごーう)・ゴミかかし「ダヴィド」(チームカ カシ)・亀岡のジオラマ(チームジオラマ)・スマイルアゲイン(だんご3姉妹)・かめマップ(カメ丸冒険隊)・外国人用ハザードマップ(DBS)・様々な技術と作品(商品制作班)
子どもたちへの「おすすめ絵本紹介」のコーナーでは、子どもたちの目線でポスターを見られる工夫 をしたり、親しみを持てるよう折り紙で装飾をしました。また、子どもたちが自由に絵本を読んで、 折紙やペットボトルで遊べる空間を作りました。
南丹高校生の視点から見た亀岡を知ることができる、サイクリングマップ「かめマップ」や「亀岡ジオラマ」・「外国人用ハザードマップ」、身の回りにあるものだけを組み合わせて制作した「ゴミか かし」や「SDGsバッグ」、印刷に頼らず全てを手書きで制作した絵本「スマイルアゲイン」など、 それぞれ個性豊かな作品が展示されました。
商品制作班の、「様々な技術と作品」の中のスマホケースやストラップ・コースター、種蒔きドロー ンは、その技術力の高さに驚く方々が多く見られました。
【映像】
映像は4チームが制作しました。(詳細は以下の通りです。)
ジャンボタニシを調理してみた(エイリアンハンター)・環境問題クイズ(グレープフルーツ)・出雲風流花踊りを踊ってみた(日本の音楽を世界に)・種蒔きドローン(連携班)
エイリアンハンターは、ジャンボタニシを食用とする取り組みを発表し、調理するときの注意点や美味しくするための工夫を提案しました。
環境問題クイズでは、知っているようで知らない環境問題をクイズ形式にすることにより、楽しく環境問題を学ぶことができ、展示ではクイズに挑戦している方々が見られました。
亀岡の伝統である出雲風流花踊りを、高校生が実際に踊ってみたことは、伝統に関わるたくさんの方々の協力のもと実現し、生徒さんたちにとってとても貴重な体験となったそうです。
種蒔きドローンは、校内の3Dプリンターで部品を作り、ほとんどの部分が生徒さんの手作りでした。
動画では、何度も飛ばしては落ちてしまう、失敗と改良の繰り返しが見られ、何度も挑戦して種蒔きに成功していました。
2月9日(木)に、南丹高校校長先生・「総合的な探究の時間」の担当の先生方と、3年生の生徒さん3名が開かれたアトリエにいらっしゃいました。校内で制作していた時の作品の印象と、展示されている作品の印象の違いが新鮮で、驚いたという生徒さんもいらっしゃいました。