西久松吉雄

西久松吉雄 Nishihisamatsu Yoshio

 

 

作品タイトル / 説明

 

「古社の風景」 

・「丹の風景」 

・「京丹波」 

 

 古代の丹波国は、亀岡盆地・福知山盆地・篠山盆地があり、互いの間を山地が隔てている地形である。丹波国の中心地とされる丹波国分寺跡には、大イチョウの樹があり印象に残る。周辺の田畑の中に千歳車塚古墳があり、古代の風景を感受し丹波地域を描き始めた最初の地であった。自然との共存から生まれた地のかたち、それが様々なかたちになって今日の風景がある。山、川、道、集落、杜のかたちに思いを込めて描いていく中で、丹後から口丹波までの自然地形にある暮らしの風景を描いてきた。その中で象徴的な茅葺きの家と積みわらのある風景に何か郷愁をそそられる。

 

 

西久松吉雄 Nishihisamatsu Yoshio

1952年京都市生まれ。1979年京都市立芸術大学美 術専攻科日本画専攻修了。1984年亀岡市に自宅兼ア トリエとして居住する。自然との共存から生まれた地の かたち、それが様々なかたちになって今日の風景がある。 生活空間を構成する山、川、道、集落、杜のかたち に思いを込めて描いていく中で、風景のかたちを考えるようになる。