城跡芸術展2025|Eventレポート

城跡芸術展2025

会期| 2025年10月11日(土)〜10月26日(日)(16日間)
時間| 午前10時〜午後4時30分
料金| 無料
会場| 丹波亀山城跡(大本本部・みろく会館/春陽閣/花明山植物園)
〒621-0851 京都府亀岡市荒塚町内丸

主催| かめおか霧の芸術祭実行委員会、亀岡市
協力| 宗教法人大本、亀岡祭山鉾連合会

■ 出展作家(予定・五十音順)
Antenna×ヤノベケンジ、MUKU ART BASE、WONG Chung Wah + FOK Ching、ZENG HUIRU、井尻杏那、大石早矢香、大矢一成、岡留優、小松千倫、阪本結、チェ ソクホ、津村侑希、でぐちみつぎ、西野康造、日置結弥、副産物産店、ベリーマキコ、松岡勇樹、南江祐生、藤川耕生、画材循環プロジェクト「巡り堂」、森太三、安井友幸、山本和夫、吉田伊佐、渡辺信喜

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▼Eventレポート(開催順)

・WONG Chung Wah + FOK Ching(ウォン・チャンホワ+フォック・チン)
2025年9月14日(日)10:00-12:30/15:00-17:30

ワークショップ
「まちの石描きハンコ団〜石の日ハンコワークショップ〜」

亀岡城下町の石リサーチとハンコ作りワークショップを開催しました。亀山城跡の石垣の歴史を学んだあと、亀山城跡周辺のまちを歩き、石・石垣を拓本や写真などで記録し、石を模したハンコを彫りました。WSで作成したハンコは城跡芸術展の出品作品に展示しました。

 


・城跡芸術展
2025年10月11日(土)10:30-12:00

「オープニングトーク」

「城跡芸術展」の幕開けを飾るトークイベントを開催しました。かめおか霧の芸術祭総合プロデューサー・松井利夫と、城跡芸術展ディレクター・副産物産店 山田毅が登壇し、今年のテーマ『村祭り』に込めた想いや展覧会の見どころを語りました。

 


・城跡芸術展
2025年10月11日(土)14:00-15:30/10月26日(日)10:00-11:30

「副産物産店による展覧会ツアー」

展覧会ツアーでは、本展のディレクターであり出展作家でもある「副産物産店」とともに会場を巡り、在廊していた作家からも制作背景や作品に込めた思いを直接伺いながら、作品を鑑賞しました。

 


・森太三
2025年10月12日(日)10:30-11:30

アーティストトーク
「ここに仮に置いてみる」

これまで粘土や紙、木材といった身近な素材を用いた作品を数多く手がけてきた森さん。過去作の写真とともに制作の背景や想いをお話しいただきました。また転用材を活用した制作や、鑑賞者と作品の関係性を重視した表現など、自身の作品のあり方についても伺いました。

 

・日置結弥
2025年10月13日(月・祝)10:00-12:00

アーティストトーク
「風土を巡る記憶」

作品では、踊りや祭事に導かれるように表現活動をしている作者が、旅の中で出逢った民族や祭事をテーマにした写真と映像を展示しました。トークではスライドショーを用いながら、作品にまつわる旅の回想、風土の記憶を巡りました。ジプシーの音楽家をゲストに迎え、作品とともに現地の民族楽器(インドのルバーブ、サーランギー、笛)の生演奏を鑑賞しました。

 

・大石早矢香
2025年10月13日(月・祝)14:30-16:30

ワークショップ
My decoration〜作品鑑賞ツアー&フォトフレームWS〜

作品鑑賞ツアーでは、作家とともに作品を鑑賞し、通常では見れない作品の背面までじっくり鑑賞しました。ワークショップでは、作品にも使用された陶製の装飾パーツと石粉粘土を主に使い、”飾る”ことを楽しみながらオリジナルのフォトフレームをつくりました。昨年度からのリピーターの方や、親子でひとつの作品を作る姿もありました。

 

・安井友幸
2025年10月18日(土)10:00-11:00

アーティストトーク
「アドベンチャーと漆」

トークでは、制作手法である「アドベンチャー」(冒険)について、未知への挑戦であると同時に、自然と人間の関係を再発見する行為でもあることを語りました。今までの作品事例を紹介後、今回の作品を参加者とともに鑑賞し、桂川が市内を流れる亀岡の地で、生命の源でもある水の大切さ、素晴らしさを感じました。最後に作品のカケラとして栞をプレゼントしました。

 


・でぐちみつぎ
2025年10月18日(土)14:00-15:30

ワークショップ
「響く玉砂利・Cha Cha浜茶」

参加者はかめやま植物園の玉砂利の上で手足を動かし、広がる感覚世界の入り口を体験しました。道具を使って地面をならす、足音を立てずに歩く。普段無意識で行っている動作に目を向ける機会となりました。最後は植物園の玉砂利で栽培されているカワラケツメイを浜茶としていただきました。

 

・松井利夫
2025年10月18日(土)19日(日)11:00-17:00

展覧会
湯の花温泉 すみや亀峰菴70周年記念イベント[温泉とアートプロジェクト「サイネンショー」の展覧会

陶芸家松井利夫を中心に、芸術家や有志が集まり、使われなくなった引き出物やノベルティー、安価な大量生産品など、回収の呼びかけに応じて集まった「不要陶器」を再び焼く=【再燃焼】することで、元の価値や用途を変容させ再誕生させる試み「サイネンショー」。今回は木立の散策路の先にある森の陽だまりで日帰り温泉、インド古典音楽会、出張喫茶などとともに「サイネンショー」の展覧会を実施しました。

 


・南江祐生
10月19日(日)11:30-11:45

パフォーマンス
「松風の鼓動 La Pulso de la Pinar-vento」

松林にて、南江祐生によるパフォーマンスが上演されました。松に吹く風を魂の鼓動に重ね、静中に動を聴き、動中に静を舞う。「松風の鼓動」という言葉のように自然と人の交歓に湧き上がる喜びの中で、でぐちみつぎのバレル(Barril de Bomba)が響き、舞台には生命の鼓動が吹き込まれました。

 

・Antenna×ヤノベケンジ
2025年10月19日(日)13:00-14:30

アーティストトーク
「Antenna×ヤノベケンジ トークセッション
『森で会いましょう』から続く、それぞれの物語と現在地」

約20年前に開催された展覧会『Antenna × ヤノベケンジ「森で会いましょう」』を振り返るとともに、トークセッションでは、万博、テーマパーク、廃墟といった現在にもつながるテーマを軸にそれぞれ歩いてきた物語と現在について語りました。当時の作品の一部も展示され、多くの参加者がトークセッション後に作品鑑賞も楽しんでいました。

 


・松岡勇樹×森田舞
2025年10月24日(金)13:30-15:10

アーティストトーク
「松岡勇樹・森田舞×亀岡高校生 クロストーク」

亀岡高校の卒業生である松岡さんと、市内にアトリエを構える森田さんが、高校生とともに「制作を続ける楽しさ」について語りました。さらにスペシャルゲストとして、松岡さんの恩師であり森田さんの大学の先輩でもある彫刻家の中ハシ克シゲさんが参加し、作家・学生・教員という垣根を超え、作家としての生き方や美術が持つ面白さを分かち合いました。

 


・並河杏奈
2025年10月25日(土)9:30-11:30

ツアー
「亀岡祭・城下町まち巡りツアー」

城跡芸術展、亀岡祭にあわせて、ひととまちの繋がりをつくるFogin並河杏奈さんと、城下町を巡りました。10月25日は、山鉾が旧城下町を巡行する亀岡祭「本祭」が開催されており、お祭りの臨場感を味わいました。城下町の名残を感じながら、商店街を歩き、亀岡祭の活気、お店や酒蔵など、変わらぬ風景や変わりつつある街の営みを見てまわりました。

 

・大矢一成
2025年10月25日(土)14:00-15:30

ワークショップ
「釣り合う!」を見つける。vol.2

ものの中に潜む「釣り合い」の取れる一点をみつけるワークショップを開催しました。植物園でお気に入りの枝葉をひろい、釣り合う一点をみつけました。今釣り合う一点を見つける術を身につけ、自分なりの美のポイントをみつけるとともに「もの と こと」のつりあいについて考察しました。

 


・岡留優
2025年10月26日(日)ライブパフォーマンス

あいにくの雨天により予定していたワークショップは中止となりましたが、代わって作家によるライブパフォーマンスが実施されました。木材を組み合わせて自作した道具や三脚などの身の回りのものを即興的に構成し、屋外で体勢を変えながら風景画を描き上げていました。

 

・城跡芸術展
2025年10月26日(日)14:00-15:30

クロージングトーク

会期の締めくくりとして、本展覧会ディレクターであり、出品作家でもある副産物産店(矢津吉隆、山田毅)、かめおか霧の芸術祭プロデューサー野田智子とともに2週間の展覧会を振り返りつつ、亀岡という地域で文化芸術がこれからどのように根づき、広がっていくのかを展望を語りました。未来へつながる対話として、本展のラストを彩りました。

 


・MUKU ART BASE(山本学司+森田舞)
2025年11月23日(日)13:00-17:00

オープンアトリエ
「MUKU ART BASE(森田舞+山本学司)オープンアトリエ&ワークショップ」

彫刻家・森田舞さん、山本学司さんのアトリエ「MUKU ART BASE」を訪問し、彫刻制作や立体作品の保存修復事業、さらには「あったらいいな」を形にする〈mogana laboratory〉などの制作現場を見学しました。ワークショップでは、鉄を真っ赤に熱してハンマーで叩き、硬い鉄が熱と参加者自身の手とハンマーによって変化していく様子を体験しました。

 

・ベリーマキコ
2025年11月29日(土)14:00-15:30

オープンアトリエ
「ベリーの現場」
日常生活の情景や経験をモチーフに制作している日本画家のベリーマキコ。その現場を垣間見るオープンアトリエを実施しました。作家より道具や作品の説明を聞きながら、アトリエを見学しました。石から絵の具を作り出す「ゴリゴリえのぐ」を作り、1人ずつ色紙に絵を描きました。最後は作家の手法として特徴的な「長い筆」も体験し、みんなでひとつの絵を作りました。