開かれたアトリエ | 与一展

11月12日(日)から11月26日(日)まで、亀岡市役所地下1階開かれたアトリエにて「与一展」を開催しました。
本展覧会は、亀岡市下矢田町にある那須与一堂と、その歴史について、より多くの方々に知ってもらい、与一堂に賑わいを生むことを目的に開催されました。

源平の合戦で活躍した武将「那須与一」ゆかりの地として、宗派に属さず、 無住ながらも地域の人々に親しまれてきた那須与一堂の歴史は古く、平安時代まで遡ります。江戸時代にお堂が焼け落ちてしまいましたが、ご本尊の阿弥陀如来像は、黒く焼けてしまいながらも、今も大切に与一堂に安置されています。

【展覧会】

展覧会では、「まず、那須与一とは誰なのか」を知ってもらうため、平家物語の一節の紹介や、子どもたちにも読んでもらうために絵本を展示しました。また、実際にお堂に奉納されている絵馬や弓、提灯も展示しました。
会期中には「那須与一って、亀岡に関係あるのですか?」というご質問をいただき、「知らなかった!お堂に行ってみたい!」とおっしゃる方や、「なんとなく教科書で見たことあるけれど、実際に亀岡に関係する人だなんて想像しなかった!」と驚かれる学生さんもおられました。

開かれたアトリエの奥側の展示では、「那須与一堂を守る会」主催の演劇「与市THE MUSICAL」の安倍晴明役の衣装や道具を展示しました。お互いに着付けを手伝ったり、お化粧をしたり、ミュージカル出演者たちの舞台裏の写真も展示しました。

【ワークショップ】

11月12日(日)と26日(日)に、演劇「与市~THE MUSICAL~開かれたアトリエ」の特別公演と、ミュージカルのプロデューサー木所亮介さんと、チームの方々による演劇ワークショップを開催しました。
開かれたアトリエでの公演は観客の方々との距離が近く、主役の那須与一とお客さんとのセリフの掛け合いがある「参加型」の演劇で、とても臨場感があり楽しい公演でした。
12日の演劇の特別公演では、桂川市長が、戦国の世から現代の亀岡にタイムスリップしてしまった明智光秀役で登場され、亀岡の魅力や、これからの亀岡に期待することなどお話しされました。
「市民力が大切じゃ!市民一人一人の力に期待しておる!」( by 明智光秀 )

また、公演の後には演劇ワークショップを開催し、子どもから大人まで、リズムにのりながら体を動かし、身体表現を体験しました。
「黄色を体で表現しよう!」「次はピンク」「紫」など、テンポよくお題が出され、皆それぞれ自分の感じる色のイメージでポーズをとったり、日常の何気ない動作をダンスにして踊ったり、楽しい時間となりました。